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春になると

  • Posted by: margaret ohara
  • 2013-04-12 Fri 22:48:59
  • 想い出

ふらふらと漕ぎ出す自転車の荷台を握りしめ、

両足を加速させて、車輪を押し出す。

あっと、荷台から手は離れ、

もつれた両足が地面に叩き付けられた。

両手、両足は土ぼこりにまみれ、うっすらと血がにじむ。

地面すれすれから、自転車が得意そうにスィっと離れて行くのが見えた。

やがて、不安げに自転車が止まり、じゅんこちゃんが振り向いた。くんちゃん・・、。

ほこりを払いながら立ち上がり、もう一回やろうと戸惑う彼女に呼びかける。

もう、乗れたからいいのに、何度も何度も。

そんなことを・・春になると思い出す。


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